努力のタイミング

2025.02.12

こんにちは、阪急六甲・JR六甲道から徒歩7分、
オーダーメイドの個別指導学習塾”SECOND HOME”(セカホ)です。

思わず泣いてしまいました。
悲しくって、憤らずにはいられなかったのです。

授業中、彼はふと思い出したように言いました。

僕、努力するのあきらめたんですよ。
中1の時に、前の塾でめっちゃ勉強させられてて。
テスト前とか9時から21時まで。
一応ちゃんとやったんですよ。
でも、結果出なかったから
努力しても結果出ないって分かって
あきらめたんです。

”努力”とは意思をもって行うもの。
誰かに強制されるものでは決してありません。
頑張るタイミングは自分で決める。
自分で決めて一歩踏み出すからこそ、
結果を渇望する。
結果を渇望するからこそ、踏ん張れる。

強いられた上っ面だけの努力で結果が出ず、
努力って嫌なもの、やっても無駄なものという
よくない学習をしてしまう。
これは、人災です。

素直な子どもたちの人災にならないため、
私たち大人は常に自分に問いかけなければいけません。

私の価値観を押し付けていないか?

納得できない時、そうと言える関係ができているか?

そして、目先のことに意識が向きがちな子どもたちに、
視野が広がる言葉がけができているか?

努力が実るとは、果実の収穫。
種を蒔き、大切に育てたその先にあるもの。
思った以上に時間がかかることもある。

正しく努力をすれば、ちゃんと成果は出る。
だから、手にしたい何かができた時は
もう一度努力をしてみてほしい。
その道のプロの真似をしたり、
信頼する人に相談しながらね。

突然涙し、訴える私はさぞかし恐怖だったことでしょう。

それでも“わかりました。”と
私の言葉を受け取ってくれました。
そしてその日、最後まで頑張り
笑顔で手を振り帰って行ったセカホっ子。

いつか、自分の意志で努力するワクワクを
感じてくれること。心から願っています。

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