先生、嫌いな人おる?

2024.05.07

こんにちは、阪急六甲・JR六甲道から徒歩7分、
オーダーメイドの個別指導学習塾”SECOND HOME”(セカホ)です。

嫌な感情もひっくるめて、自分を受け入れられると
概ねハッピーに生きられる。
そして、出会った人たちには私は幸せだと感じて
生きてほしいと思っています。

何か気になることがあったとき、
子どもたちは唐突に質問をしてくれます。

先日、小4セカホっ子っさんと小数×小数の計算を
していた時のこと。

突然顔を上げ、表題の一言を放つセカホっ子。
”先生、きらいな人おる?”
こういう時は、極めて正直に分かりやすい言葉で
答えることを心掛けています。

”もちろん、おるよ。”
優しくて、自分のことを後回しにしがちな子ほど
ここで絶句。
自分の中に「持ってはいけない感情」が
頭をもたげていることへの戸惑いから出た質問
なんだろうなぁと感じます。

”〇〇くんは好きなやなぁとか仲良くしたいなって
人がいるやろ?
それって、逆に苦手だなとか大切にしているものが
違うって感じる人がいるってことやん。
学校に行ってたら、
苦手な子とも毎日顔を合わせなくちゃいけないし、一緒に何かに取り組まないといけないことが
あるよね。苦手なのに毎日会って、一緒に何かを
していたら、嫌いだなって思う時があっても
おかしくないよ。
それに比べたらね、
今の私はなんか違うなって思ったら、
自分で選んで距離を取れるねん。
だから、苦手が嫌いに変わることがほとんどない。
〇〇君より楽だよね。
学校はそういう意味で大変だけど、
距離の取り方を学ぶ機会にはなるね。
嫌いって気持ちが出てくるのはしょうがない。
でも、だからって嫌いってわざわざ伝えたり、
他の子と違う態度を取って傷つけていいかな?
難しい時もあるけど、
できるだけ公平にいれたらいいね。”

感情は自然に沸き起こるもの。
だから、どんなものでもまずは受け止めてほしい。
持ちたくない感情が湧き上がってくる自分を
”あぁ、人間だなぁ”とやんわり認めることで、
他人への優しさや理解が
自然と進んでいく思うのです。

美しい時もあり、醜い時もある。
そんな自分を認め、周囲を理解してから
なりたい自分を目指してく。

そんな日々の積み重ねって、とってもハッピー。

彼がどう受け止め、どうしていくのか。
成長にワクワクです。

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